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インタビュー

「5年以内に30店舗出店へ」――「SMILE SOL」小川宏社長インタビュー

学生時代の夢は「何かの社長になること」。プロボーダーの夢を諦めアルバイトを転々としていた時に、調理学校を卒業していたこともあり「ぼんやりと飲食店をやりたい」と思うように。その後、独立を前提に飲食の会社に入社し、店長を務めていく中で、「そろそろ独立をしたい」と会社に相談。数回引き留められなかなか辞められなかったが、「あいよ すすきの店」を買い取り独立の一歩を踏み出した。13店舗を経営するSMILE SOL小川宏社長が描く、次の展開とは?


ひょんなことから飛び込んだ飲食業界

――飲食業界に飛び込んだきっかけを教えてください。
小川宏氏(以下、小川):学生時代の夢は「何かの社長になること」でした。プロボーダーの夢を諦めアルバイトを転々としていた時に、調理学校を卒業していたこともあり「ぼんやりと飲食店をやりたい」と思うように。その後、独立を前提に飲食の会社に入社しました。そこでは店長を務め、ひとりが頑張ってもうまくいかないところや、お客様にありがとうと言われてお金をいただくこと、みんなが休んでいる時に働く、飲食業界は凄いな、というリスペクトを抱きました。
店長を務めていく中で、「そろそろ独立をしたい」と会社に相談しましたが、数回引き留められなかなか辞められませんでした。しかし、そのうちにひとつの店舗を売ってくれることで独立の一歩を踏み出しました。
――創業店はどこですか?
小川:創業店は「あいよ すすきの店」です。前述の通り、同店を譲り受け、13年前に独立しました。その2年後、株式会社SMILE SOLを設立。その後、「あいよ大通店」、「あいよ北口店」を次々と買取。初の完全オリジナル店は5年前にオープンした「てっちゃん1号店」で、当時は「串カツ田中」が流行り始めてたのもあり、串カツを提供するようになりました。
――複数店舗出店を重ねていますが、出店する際はどのようなことにこだわっていますか?
小川:40坪以内の路面店であることに特にこだわっています。理由としては、人通りが多いので失敗のリスクが低いことと、人目につきやすいので宣伝広告費を抑えられるからですね。路面店の方が店舗を畳んだ時に高く売れるのでリスクヘッジとしても考えています。
――生産者の発信も行っていますが、生産者とのつながりで大切にしていることはありますか?
小川:生産者さんには値切りません。それは長い付き合いを築きたいと思っている上で、信頼をするし、得ることがこの業界を長く続ける上で大切だと思うので。北海道の生産者さんは後継者がなかなかいないということを今は懸念しています。

新型コロナウイルス感染症で変わったこと

――新型コロナウイルス感染症で変わったことはありますか?
小川:広告媒体を見てくる人が減りましたね。予定ではなくその日の気分でくる方が多くなったかな?と感じています。コロナ禍でも実は「てっちゃん」の両店は、昨対を超えているんです。多分、会社での接待がなくなり、客単価4,000〜5,000円の店に行かなくなったことがあると思っています。その分、少人数の仲間同士で、2,000〜3,000円で気軽に行くことが増えたのではないでしょうか。「てっちゃん」は、大衆的な串カツ居酒屋で、「週3で気軽に飲みに来られる」ことをコンセプトにしていたので、今の状況に業態がマッチしたのではと思います。
――札幌でも多くの飲食店が閉店しています。その中で新店舗が続々とオープンしています
小川:アフターコロナになっても、居酒屋などで飲み会で上司の愚痴だったり、友だちと楽しいことを喋りたいといった文化はなくならないと思っています。こういう時期だからこそお店を出し続けたいと思い、出店を強化しています。
――SNSなどでも話題の「薄皮焼き芋あんぱん専門店『夜の月、鶴の芋』」も7月15日、コロナ禍での出店でした


小川:さつまいもが好きなのと、さつまいもは甘さもあるが血糖値がなかなか上がらないので、ダイエットにいいのかな?女性に人気になるのでは?と思っていました。また、新型コロナウイルス感染症もあって、テイクアウトの需要が増えるな、と思っていて。前店で「チーズハットグ」をやっていたのでパンのテイクアウトはノウハウもあり、イケるなと思っていました。新型コロナウイルス感染症でライバルとかじゃなく、協力し合うことが今必要と感じたので、同じ業界の会社にデザインなどを含めたトータルプロデュースをお願いしました。

5年以内に30店舗出店!上場も視野に

――中長期での目標はありますか?
小川:5年以内に30店舗を出店したいと考えています。また、従業員のためにも上場したいですね。家のローンや、従業員の親に安心してもらうためにも上場は叶えたい目標です。飲食店であること、飲食店で働くことのステータスを挙げられたらと思っています。
――出店が続いていますが今年はほかにどのような出店を計画していますか?
小川:10月8日には新店「ネオンカラー」がオープンします。すすきのは今、元気があまりありません。新店はすすきのに出店すること、すすきのといえば「ネオン街」なので、店名を「ネオンカラー」にしました。この店は女性をターゲットにしていて、小皿のメニューをたくさん用意。客単価を下げて、週3回通ってもらえて、気軽に訪れられるような店を目指します。ジャンルを問わない料理を提供するので、訪れる度に新たな発見があると良いですね。
また、12月にはラーメン店を出店したいです。詳細はこれからですが、札幌にはあまりない、新しいラーメンのジャンルに挑もうと思っています。

 

 

小川宏氏のプロフィール

北海道・せたな町生まれ、札幌で育ち。札幌の調理専門学校を卒業後、プロスノーボーターを目指しニュージーランドへ。プロの道を諦め、某有名ファッションブランドでのスタッフ、飲食店での社員を経て、「あいよ すすきの店」を譲り受け独立。現在ジャンルを超えた13店舗を経営する。

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